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四大調和

古代から続く家づくり四大業種と消費者の関係

各々が進路変更から発生し出した単独な歴史を維持する四大業種

① 建築大工さん

主に農業家族系から発生し、自治住民を請負う目的で進路変更した住宅建築の工事専門派

 

② 建築工務店

販売商人系の生い立ちから職業成長を主目的に建築の工事と設計の兼業へと進路変更した現場作業重視派

 

③ 建築設計事務所

機械工業系の生い立ちから地域復興を目的に建築設計と工事監理業へと進路変更した土地開発派

 

④ 不動産取引業

流通産業系の生い立ちから固定資産活用を目的に完成された土地・建物の販売業へと進路変更した売買取引系


家づくりのための業種モデルは大まかに上記の四種類に区分される。

これら家づくりの四大業種は各々がかなり違う歴史のまま現代まで成り立ってきている。これらは幾つかの古代文明同士の歴史的相違ほどに合併や連携取引による共同取り組みの可能性が極めて困難な現状が続いている。つまり、家を作りたい住民家族の代わりに家の建設を請け負う業者の歴史はかなり古くから発生し、長い歴史上この四業種が合併し共同取り組みをした実績はほとんどないと考えられる。それらは、各々単体業種の個性派閥がそのままに継続し、あえて共同で取り組むだけの必要がないかのように別々に続いてきている。

先ずはその不可思議な疑問に焦点をあてて説明する。

業種別の経済格差

共同取り組みのない歴史的長さは各々が並行して別々の消費者層種類を保持していることにつながっている。

現在はこの中で①建築大工と③建築設計事務所が特に運営不振に陥っている状況が長引いており、それに反し断然好調なのは②建築工務店(住宅メーカーを含む)と④不動産取引業だ。

このような①・③の運営不振組と②・④の好調組の大きな違いといえば、①・③は工業系、②・④は商業系といった属する産業の仕組み系統にかなりの相違があると言える。

 

それでは、現在その住宅生産の特に要とも思われる建築技術に係わるであろう工業系事業者の側が不振である原因としては一体どういうことが考えられるだろうか?

その原因の一つとしては、どうやら多少違った各々の業種に対する消費者層の違いによるものが大きいといえるのではないだろうか?

 

つまり、消費者層においてもその業者種類の選択次第で各々の業種別と同様な好調・不調とに変化が別れ出しているように思える。

 

コンピュータ時代への対応

つまり、今やパソコン操作中心となった経済社会の現状においてもその過程には製造と販売の2つの力は大きく区分が明確化されてきている。

その区分はもちろん工業系職種と商業系職種の違いであり、両者をつなぎ合わせるインターネット網の中にもハードとソフトの違いがあり、つまり工業系なら物質的製造や操作システムの開発分野など、商業系なら機種の販売システム企画や主に消費者からの受発注に対するオンラインマーケットの開発などを担っている。

 

また、パソコン流通社会における収入源の違いとしては工業系なら実際の物を大量に製造・開発している企業へ直接勤めることで社員給料から収入を得るのが断然有利であり、それに対し商業系なら勤務社員として給料を得続けるよりも個人的に販売技術を覚え脱サラして大手オンラインマーケットの閣下で分散的に販売協力を提携するほうが断然有利に収入を得ることが十分できるだろう。

このようにパソコン流通を通じた収入により生活を築き上げるにも工業系と商業系とではかなり異なる。

四大業種モデルの効果

このように、現代のコンピュータ流通時代の経済の状況把握をなぜか個人の家づくりに関する四大業種モデルから明らかに知ることができるのだ。

そのために世界的規模なパソコン流通経済に対する世界的に共通性のある個人の家づくり四大業種がどのように調和を維持し続けるかの綿密な検討が急がれるのである。